こんにちは!アクセルラボでPMMを担当している北村です。
スマートホームサービス「SpaceCore」のプロダクト分割についてお話しする連載ブログ、第2回です。
前回(Vol.1)は、分譲と賃貸で異なる市場ニーズに応えるため、私たちが「SpaceCore」を2つのプロダクトに分割するという戦略的決断に至った背景をご紹介しました。
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今回はそのうちの一つ、賃貸不動産事業者のために特化して設計された「SpaceCorePro(スペースコア・プロ)」について、その全貌を解き明かしていきます。
「スマートホームは入居者向けの設備」という考えは、もう古いかもしれません。
これからのスマートホームが、いかにして不動産経営そのものを変革するのか、お話しします。
SpaceCorePro:プロのための業務変革プラットフォーム
「SpaceCorePro」は、その名の通り「プロ向け」のソリューションです。私たちが目指したのは、単なる入居者満足度の向上に留まらず、IoT技術を駆使して賃貸管理業務そのものを変革することです。
入居者への付加価値提供による「家賃アップ」や「空室率改善」はもちろんのこと、事業者の「コスト削減」と「業務効率化」に直接的に貢献することで、賃貸経営全体のROI(投資対効果)を最大化する。それが「SpaceCorePro」のミッションです。
業務効率化を支える三大機能
「SpaceCorePro」は、日々の煩雑な業務を劇的に効率化するための、強力な機能を搭載。
1. スマート鍵管理機能
「内見案内のたびに鍵を貸し出し、返却を管理する。」「退去者が出るたびにシリンダーを交換する。」こうした手間とコストはもう不要です。クラウド上でセキュアなデジタルキーを発行し、指定した期間だけ有効な鍵を関係者に共有。物理鍵の受け渡しや紛失リスク、交換費用をほぼゼロにする「キーレス運用」が可能です。
2. クラウド監視カメラ機能
エントランスやゴミ置き場でのトラブル。これまでは、現地に駆けつけて録画データを確認する必要がありました。「SpaceCorePro」なら、PCから現地の様子をリアルタイムで、あるいは録画で遠隔確認できます。 警察から捜査協力の依頼があった際も、オフィスにいながら5分程度の作業で録画データを共有可能です。大量の映像データを効率的に保存・ストリーミングするクラウドインフラが、トラブル発生時の迅速な状況把握を可能にします。
3. リレーション機能
これは単なるメッセージ機能ではありません。電話や郵送で行っていた入居者とのコミュニケーションを、一つのアプリに集約します。
- お知らせの一斉配信(既読管理、セグメント配信)
- チャットによる問い合わせ対応
- 住宅設備の取扱説明書や賃貸契約書のデータ保管
- 契約更新の自動通知
これらの機能が、コミュニケーションコストを劇的に削減し、入居者との関係性をより良いものへと変えていきます。
未来の進化:データが拓く、次世代の不動産経営
「SpaceCorePro」の真価は、現在の業務効率化だけに留まりません。管理システムやスマートホーム設備から日々蓄積されるデータは、物件経営における新たなインサイトを生み出す原石となります。
将来的には、これらのデータを活用し、以下のような機能拡張を視野に入れています。

- AIによる予測と最適化: 問い合わせデータをAIが分析し、入居者が自己解決できるFAQを自動生成する。また、設備の利用状況から故障時期を予測し、計画的な修繕を提案する(予知保全)。
- エコシステムの構築: 家事代行やフードデリバリーといった地域の生活サービスとAPIで連携。私たちのプラットフォームがハブとなり、入居者の暮らしをより豊かにするサービスを提供します。
- データドリブンな空室対策: 地域のイベント情報や気象データと、内見予約データ、入居者属性などを掛け合わせることで、より効果的な募集戦略の立案を支援します。
SpaceCoreProは、スマートホームを起点に、不動産事業のあらゆる側面をアップデートしていくプラットフォームへと進化し続けます。
まとめ
今回は、賃貸経営のROIを最大化する「SpaceCorePro」についてご紹介しました。単なる「モノのIoT化」ではなく、業務プロセスそのものをデジタル化し、データを活用して経営判断を支援する。それが私たちの提供する価値です。
この挑戦にご興味をお持ちいただけた不動産事業者様、協業をご検討のパートナー企業様は、ぜひお気軽にご連絡ください。
次回予告!!
さて、連載の最終回となる次回Vol.3では、もう一つのプロダクト「SpaceCoreHome(スペースコア・ホーム)」をクローズアップします。分譲住宅に特化し、「“入居した瞬間”から始まる、最高の心地よさ」を追求したプロダクトの思想と、それを支える技術的なこだわりについて詳しく解説します。どうぞお楽しみに!
🎉 Vol.3を公開しました! tech.accel-lab.com
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